[ヒューストン/M-43パーカー]
1940年代に、アメリカ陸軍(U.S. ARMY)山岳部隊に採用されたアノラックパーカーの初期モデル『M-43パーカー』が登場。アウターシェルは実物を忠実に再現した一方、ライニングは実物と異なる素材を採用することで、現代的なウォーム感を演出。日常使いしやすい一着に仕上げられている。
『M-43パーカー』とは?
1940年代に、アメリカ陸軍(U.S. ARMY)山岳部隊に支給されていたアノラックデザインのフィールドパーカー。
[ヒューストン/M-43パーカー]
実物モデルには、パイル地のライニングが用意されており、レイヤリングにより高い保温性を確保している。また、パイル地のライニングには、ファー付きのフードが配されているのも大きな特徴のひとつ。フードのファーは、アウターシェルについているのではなく、ライニングについているという点もユニークな作り。
[ヒューストン/M-43パーカー]
ライニングを装着しての着用が想定されているため、アウターシェルのシルエットはかなりルーズな作りとなっている。
[ヒューストン/M-43パーカー]
ポケットは、両サイドではなく、フロント中央にフラップ付きのカンガルーポケットが配される。
ドローコードに木製ストッパーが使用されている点も特徴のひとつだ。
ちなみに、実物の『M-43パーカー』は、ヴィンテージ市場で高い人気を誇る名作。ライニング付きのヴィンテージモデルが出てくるのは稀で、かなり入手困難なアイテムとなっている。
今回紹介する「ヒューストン」の『M-43パーカー』に関しては、実物のアウターシェルのデザインを忠実に再現しつつ、サイズ感やシルエットに微調整を加え、ライニングをより実用的な素材に変更するなど、現代ファッションに取り入れやすい仕様にアップデートされている。
歴史的な名作の魅力を最大限残しつつ、着やすくアップデートされたモデルが本作『M-43パーカー』なのだ。
それぞれが単体で着用できる
アウターシェルにライニングを装着したフル装備で着用するのはもちろん、アウターシェル単体での着用、ライニング単体での着用と、3通りの着こなしが楽しめるのも『M-43パーカー』の魅力。
▲アウターシェル単体
[ヒューストン/M-43パーカー]
▲ライニング単体
[ヒューストン/M-43パーカー]
アウターシェル、ライニング共に、比較的変わったデザインのため、どちらを着用しても個性的なコーディネイトが楽しめるだろう。
アウトドアシーンでも活躍!?
もともとはアメリカ陸軍山岳部隊の活動をサポートするために開発された『M-43パーカー』。本来の用途に沿って、アウトドアシーンで着用するのも良いかもしれない。
[ヒューストン/M-43パーカー]
アウターシェルの素材には、コットン100%と自然素材が使用されているため、ナイロン素材に比べて、火の粉にも強いはず。寒いシーズンに、エプロンがわりの防寒着としても活躍してくれそうだ。
『M-43パーカー』のディテールを解説
バックサテン地(※アウターシェル)
アウターシェルのボディには、コットン100%のバックサテン地を使用。着込むことで特有の風合いが演出される。
ファー付きのフード(※アウターシェル)
ライニングはファー付きのフードを備えている。このファー部分はアウターシェルに固定できる仕様となっている。
高めに設定された首元(※アウターシェル)
首元は高めに設定されており、ボタンを全て留めれば顎部分まで覆うデザインに。大きめのボタンは、グローブをはめたままでも操作しやすい。
木製ループエンド(※アウターシェル)
フードに配されたドローコードには、木製のループエンドを装備。これは『M-43パーカー』を代表する特徴のひとつだ。もちろん、フードの絞り具合を調整するためのものだ。
フラップ付きカンガルーポケット(※アウターシェル)
フロント中央には、フラップ付きのカンガルーポケットを装備。大きめサイズで、フラップにボタン付き。内側の下部中央に仕切りが設けられており、収納物を整理しやすい作りとなっている。
袖口のアジャスター(※アウターシェル)
袖口は広めに設定されており、ボタン式のアジャスターを装備。このアジャスターで袖口のフィット感を調節できる。
裾はラウンドタイプ(※アウターシェル)
アウターシェルの裾は、後身頃が長いデザインとなっており、丸い形状のラウンドタイプ。
ウエストと裾にもドローコード(※アウターシェル)
ウエスト裏面と、フロント裾部分には木製ループエンド付きのドローコードを装備。ウエストと裾部分の両方でシルエットの調節ができる。
両面ボア/両面フリース(※ライニング)
ライニングの表地には、両面ボア/両面フリースが採用される。2つの生地をバランス良く使い分けることで、現代的なウォーム感を演出した。
ボタンで簡単に着脱が可能(※ライニング)
アウターシェルとライニングは、フードや袖口、裾に配されたボタンにより、簡単に着脱ができる。
ボタンとジッパーの2重構造(※ライニング)
ライニングの首元は、ボタンと引き手の付いたジッパーの2重構造となっている。
両面フリースの袖(※ライニング)
袖部分の素材には、両面フリースが使用される。保温性が高く、太めの作りとなっており、単体での着用も考慮されたデザイン。
『M-43パーカー』
▲ライニングを装着した状態のフロント
▲ライニングを取り外した状態のフロント
▲バックスタイル
▲ライニング単体のフロント
▲ライニング単体のバック
[ヒューストン/M-43パーカー]
カラー:ORIVE DRAB(オリーブドラブ)
【U.S. ARMY M-43 PARKA】
1940年代に、アメリカ陸軍(U.S. ARMY)山岳部隊に採用されたアノラックパーカーの初期モデルを再現。アウターシェルは実物を忠実に再現し、ライニングは実物と異なる新素材を使用することで、現代的なウォーム感や着やすさを実現した。カラーはオリーブドラブのみの1色展開。日常からアウトドアシーンまで、多彩に活躍してくれる、大注目の一着だ。
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