#5409M
M-51 PARKA
[HOUSTON]

『ヒューストン』を代表するロングセラーモデルがこの「M-51 パーカー」だ。発売から40年以上を経過した現在も高い人気を維持しており、不動の定番アイテムとして君臨し続けている。

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「M-51 パーカー」とは?

正式名称は「PARKA SHELL M-1951」。ファッション業界ではモッズコート、モッズパーカと呼ばれているが、1950 年代にアメリカ軍に採用された極寒防寒衣料の51 年型モデルのことを指す。主に装備の上から着用するために作られているため、身幅が広く大きなサイズ感が特徴だ。

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第二次大戦では、 アメリカ軍の防寒着といえばウールコートが主流だった。しかし、重く動きにくいウールコートは前線で戦う兵士達から不評を集め、軽量で機動性に優れた防寒着が求められた。通常装備の上から着用でき、なおかつ様々な気象条件に対応できるようライナーの着脱などが可能となり、「M-51 パーカー」が開発された。

 

 

「M-51 パーカー」特有のディテール

フィッシュテール
M-51 パーカーの特徴といえば、『フィッシュテール』と呼ばれる燕尾状に先割れしたバックの裾部分。その先端には、長いドローコードが設けられている。これは、フロント裾とフィッシュテール先端にあるドローコードを内腿で結ぶことにより、風によるバタつきと冷気の侵入を抑えるために備わっている。現代に生産されている一般的なモッズコートは、邪魔になるので短くなっていることもある。

 

フード部分のボタン穴
生地やライナーに使われたボアなどと違い、コヨーテの毛を使ったインナーフードなど、当時M-51 には仕様の違う様々なモデルが存在していた。『ヒューストン』のM-51 パーカーにもその名残として、フード部分には何箇所かボタン穴が設けられている。

 

袖口のアジャスター
袖口にはボタン式のアジャスターを装備。外気の侵入を防ぐ効果とフィット感の両方が得られる。

 

 

英国カルチャー史に刻まれたマスターピース

M-51 パーカーが“モッズコート” と呼ばれる所以は、イギリス・ロンドンの若者達「モッズ」に好んで着用されていたから。これは、デッドストックのM-51 パーカーがイギリスに渡り、スーツでバイクに乗るモッズたちの防寒着として着用しやすかったことから好んで着用されたといわれる。

 

 

1979 年に公開されたイギリス製作映画〈さらば青春の光〉

1964 年のロンドンを舞台にしたこの映画の劇中で、モッズを信奉し、そのライフスタイルを体現する青年として登場したジミー・クーパー。彼が劇中でバイクに乗る際にスーツの上に着用していたのは、もちろん「M-51 パーカー」だった。この映画は話題を集め、現在も貴重なファッションの教科書として信奉されている。

 

ちなみに、この映画の題材となった本物の「モッズ」は、1950~60 年代にロンドンの若者を中心に流行した音楽やファッションをベースにしたライフスタイル及び、それを体現する人々のことを指す。1950~60 年代当時、実際に多くのモッズ達がバイクに乗る際に、スーツの上からM-51 パーカーを羽織っていた。

 

 

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