《HOUSTON(ヒューストン)》が手がける『#8229 ヴィンテージ G-1 レザージャケット』。山羊革を贅沢に用い、ヴィンテージ加工で仕上げた本格派の一着だ。戦後のアメリカ海軍航空隊に支給されたG-1をベースに、ブラックナイツのパッチをあしらい、往年のフライトカルチャーを凝縮。映画での着用例や、同時代のA-2やB-3との違いも交えながら、その歴史と魅力を紐解いていく。
[HOUSTON|#8229 ヴィンテージ G-1 レザージャケット]
G-1とは? 航空服からの遺産
アメリカ海軍を象徴するフライトジャケット「G-1」
G-1は1947年にアメリカ海軍航空隊の制式フライトジャケットとして採用された。山羊革(ゴートスキン)をベースにしたリブ付きの短丈シルエット、襟のシープムートンなどが特徴。艦載機パイロットが海上の任務で着用するため、防寒性と機動性を両立させた設計となっている。
[HOUSTON|#8229 ヴィンテージ G-1 レザージャケット]
A-2との違い
A-2は1930年代の陸軍航空隊を象徴
1931年に制定されたA-2は、馬革をメインとした硬質なレザーとシンプルなシャツ襟のデザインが特徴。第二次世界大戦を象徴するフライトジャケットとして有名だ。戦後、陸軍航空隊が空軍として独立するとA-2は役割を終え、代わって海軍で運用が続けられたのがG-1である。つまり、A-2が「戦中の陸軍」を象徴するなら、G-1は「戦後〜冷戦期の海軍」を象徴する存在だ。
[HOUSTON|#8229 ヴィンテージ G-1 レザージャケット]
B-3との違い
極寒用のB-3 vs 艦載機用のG-1
B-3は1934年に登場し、爆撃機搭乗員用に開発された厚手ムートン仕様。-30℃の高高度にも耐える防寒性を誇る。一方、G-1は艦載機パイロット向けで軽量かつ柔軟さを重視。ゴートスキンに限定的なボアを配することで、防寒性と運動性を両立させている。
ブラックナイツ・パッチとは?
VFA-154「ブラックナイツ」の部隊パッチ
胸に配された「ブラックナイツ」のパッチは、アメリカ海軍戦闘攻撃飛行隊「VFA-154 Black Knights」を象徴するもの。第二次世界大戦末期に前身部隊が編成され、1950年代に正式に「ブラックナイツ」として独立。部隊名は中世の黒騎士に由来しており、海軍航空の伝統を色濃く継承している。
映画とG-1ジャケット
『トップガン』で不動のアイコンに
1986年公開の映画『トップガン』で、主演トム・クルーズ演じるマーヴェリックが着用したことで、G-1ジャケットは世界的に有名になった。背中にびっしりとパッチを配した姿は、フライトジャケット=G-1というイメージを決定づけた。
[HOUSTON|#8229 ヴィンテージ G-1 レザージャケット]
他作品・俳優の着用例
『トップガン マーヴェリック』など続編でも健在。さらに1950〜60年代のアメリカ映画や、俳優スティーブ・マックイーンらの私服スタイルでも同型が確認されている。G-1は実用品を超え、映画とファッションをつなぐ文化的存在となった。
「#8229 ヴィンテージG-1レザージャケット」のこだわり
[HOUSTON|#8229 ヴィンテージ G-1 レザージャケット]
ゴートスキン×ヴィンテージ加工で唯一無二の表情
柔らかく耐久性に優れるゴートスキンを採用し、独自のヴィンテージ加工をプラス。長年着込んだかのような深みのある風合いを再現している。
快適なライニング
裏地にはポリエステルを使用し、袖通しが良く着脱もスムーズ。袋布はポリエステル×コットンの混紡で実用性を高めている。
サイズ展開と着こなし
M〜XXLまで揃え、幅広い体型に対応。ジャストで着てもよし、あえてサイズを上げてラフに羽織るのも今っぽい。
DETAIL|こだわりのディテール
▲シープムートン襟
ふかふかのシープムートンを贅沢に使用。防寒性に優れ、経年での風合い変化も楽しめる仕様。
▲チンストラップ
襟元にはチンストラップを装備。冷たい風の侵入を防ぎ、フライトジャケットらしい機能美を感じさせる。
▲フロントジッパー
無骨な表情のジッパーを再現。長年使い込んだかのような表情が、ヴィンテージ感を高めてくれる。
▲ストームフラップ
フロントジッパー内側には、風の侵入を防ぐストームフラップを備えている。
▲スコードロンパッチ
「BLACK KNIGHTS(VF-154)」のスコードロンパッチをはじめ、USS INDEPENDENCEなど当時を象徴する刺繍ワッペンを多数配置。
▲星条旗パッチ
片袖にはモノトーンで表現された星条旗パッチを配置。主張を抑えつつ、全体の雰囲気を引き締める。
▲ヴィンテージ加工レザー
表地のゴートスキン(山羊革)は、部分的に色を落としたような加工を施し、着込んだかのようなリアルなエイジングを再現。
▲袖リブ
タイトに編み立てられたリブは防風性を高め、シルエットを引き締める役割も担う。
▲裾リブ
腰回りにも肉厚リブを採用。フライト時のフィット感を意識した設計で、防寒性と実用性を兼備。
▲フラップポケット
左右にはボタン留めのフラップポケットを装備。ペン差しを備えた実用的なポケット構造。スマホや小物も収まりやすく、日常シーンでの使い勝手も抜群。
▲内ポケット
内側にはスナップボタン付きポケットを配置。貴重品の収納に便利で、見た目以上の収納力を誇る。
▲脇下ベンチレーション
脇下には通気性を確保するベンチレーションを備え、快適な着用感をサポート。
▲バックアクションプリーツ
背面にはアクションプリーツを設け、可動域を広げることでストレスのない着心地を実現。
▲腰裏の補強
パイロットが長期間・過酷な環境で使用しても壊れないよう設計された耐久補強 。
▲ライニング
裏地にはポリエステル素材を採用。袖通しが滑らかで、重ね着してもストレスを感じにくい。
『#8229 ヴィンテージ G-1 レザージャケット』
BROWN
[HOUSTON|#8229 ヴィンテージ G-1 レザージャケット]
HOUSTON
VINTAGE G-1 LEATHER JACKET
ヴィンテージ G-1 レザージャケット
– 品番:#8229
– 素材:表地/山羊革、裏地/ポリエステル100%、袋布/ポリエステル65%・コットン35%
– 柄:無地(ブラックナイツ・パッチ付き)
– カラー:ブラウン
– サイズ展開:M・L・XL・XXL
まとめ:海軍フライトジャケットの決定版
G-1は戦後アメリカ海軍を象徴するフライトジャケットであり、映画やカルチャーを通じて不動のアイコンとなった。HOUSTONの『#8229 ヴィンテージ G-1 レザージャケット』は、その歴史を踏まえつつ現代的にアップデートされた本格派。フライトジャケット好きはもちろん、ミリタリーファッションやヴィンテージ革ジャンを探している人にも最適な一着だ。