国内産の重厚なメルトンを贅沢に使用したU.S. NAVYタイプの『Pコート』

『Pコート』とは？

船乗り、そして海軍の防寒服にルーツを持つウール製のコート。

生地にネイビー・ブルーのメルトンを使うのが正統派モデル。

［HOUSTON／WW2 PEA COAT（Pコート）］

大きな特徴としては、前合わせが左右どちら合わせにもできるダブルブレステッドなこと、艦上での防風が考慮された大きめのリーファー・カラーの採用、両脇ポケットの上にマフポケットの搭載などがある。

現在、ミリタリーのPコートといえば、U.S. NAVY（アメリカ海軍）に採用されていたものが有名だが、その採用時期は19世紀後半からだといわれており、ヨーロッパ各国の海軍に影響を受けて採用されたという。

アメリカでは、第二次世界大戦後にサープラスとして大量のPコートが民間に放出されたことで一般層にも普及。次第にドラマや映画などにも登場することとなり、世界的に広まった。

［HOUSTON／WW2 PEA COAT（Pコート）］

ちなみに、サープラスとして放出されたPコートの一部は囚人の防寒作業服として使用されていたとか。1979年に公開された映画『アルカトラズからの脱出』では、劇中で囚人役の俳優達がPコートを着用している。

今回紹介する「ヒューストン」の『WW2 PEA COAT／Pコート』は、そんなアメリカ海軍に第二次世界大戦時に採用されていたオリジナルのPコートをサンプリングし、できるかぎり忠実に再現した大注目の1着。

U.S.NAVY（アメリカ海軍）由来の正統派デザインを踏襲した本格仕様となっている。

“日本産”目付900Gメルトン生地を贅沢に使用

今回紹介する『WW2 PEA COAT／Pコート』の表地には、MADE IN JAPAN（日本国内産）の肉厚なメルトン生地が使用される。

通常、コートに使用される重厚なメルトン生地といえば、目付800Gあたりが一般的だが、本作『WW2 PEA COAT／Pコート』では、さらにしっかりと打ち込まれた目付900Gのメルトン生地を使用。

［HOUSTON／WW2 PEA COAT（Pコート）］

この緻密で厚手の生地は冷風を通さず、高い保温性を実現してくれる。また、上質なメルトンの特徴でもある、生地表面のなめらかな光沢もしっかりと演出されている。

日本国内で丁寧に生産された重厚なメルトンを贅沢に使用した上級グレードの『Pコート』なのだ。

第二次世界大戦時のモデルを忠実に再現

U.S. NAVY（アメリカ海軍）に、第二次世界大戦時に採用されていた実物のPコートをサンプリングし、細部の仕様まで忠実に再現。

［HOUSTON／WW2 PEA COAT（Pコート）］

生地の質感や全体的なデザインはもちろん、ボタンや裏地、ポケットの仕様に至るまで、可能な限り忠実に再現されている。

流行に左右されない正統派デザイン

本作『WW2 PEA COAT／Pコート』では、プリントや刺繍など余計な装飾が一切排除されており、正統派Pコートの魅力をストレートに楽しめるデザインとなっている。

［HOUSTON／WW2 PEA COAT（Pコート）］

また、流行に左右されることなく長く愛用でき、幅広いコーディネイトに活用できる。

『WW2 PEA COAT／Pコート』のディテールを解説

▲3通り楽しめる襟
トップボタンを掛け替えることで、襟の印象がガラリと変わる。また、襟の裏側にはチンストラップが付属しており、ボタンを留めればスタンドカラーとしての着用も可能。3通りの襟の形状が楽しめる。

▲アンカーマークのボタン
フロントは、右前・左前の両前合わせが楽しめるダブルブレステッド仕様。また、ボタン類には、オリジナルモデルを踏襲し、アンカーマークがあしらわれた大きめボタンを採用した。

▲ポケット内部
両サイドに配されたマフポケット内部は、暖かみのあるベージュカラーのコーデュロイ生地が使われる。

▲２つの内ポケット
右胸と左裾部分の内側には、内ポケットを搭載。

▲センターベント
バックの裾の中心に一本の切れ込みが入ったセンターベント仕様。

▲太すぎないアーム
太すぎるアームは野暮ったくなりがちだが、本モデルでは太すぎず細すぎずの適切な太さに設定されている。

▲国産のメルトン生地
表地には、しっかりと打ち込まれた目付900Gの国内産メルトン生地を使用。冷風を通さず、高い保温性を実現してくれる。

▲コットンツイル生地
裏地には光沢感のあるコットンツイル生地を使用。滑りがよく着脱がスムーズにできる。

『WW2 PEA COAT／Pコート』

BLACK

［HOUSTON／WW2 PEA COAT（Pコート）］

NAVY

［HOUSTON／WW2 PEA COAT（Pコート）］