前回の記事ではアメリカ軍のコマンドセーターを踏襲した『撥水コマンドセーター』を紹介した。今回は、同じ撥水素材を使用していながら、さらに補強パッチにベンタイル生地を使用した注目作『ベンタイルジャーマン撥水コマンドセーター』を紹介。人気の高いドイツ軍のコマンドセーターを踏襲したデザインは、日常からアウトドアまで幅広いシーンで活躍してくれる。
『ジャーマンコマンドセーター』とは?
ドイツ軍が採用していたコマンドセーターのこと。形やデザインは異なるが、エルボーパッチやショルダーパッチが配されている点は米軍や英軍のコマンドセーターと同様だ。細かい相違点は無数にあるが、パッと見の大きな違いは以下の2つ。
1:左胸にフラップ付きポケットが配されている点。
2:脇下から手首近くまで配された特大のエルボーパッチ。
以上の2点が米軍や英軍のコマンドセーターと大きく違う点。米軍・英軍のコマンドセーターがスマートなデザインなのに対して、ドイツ軍のコマンドセーターはやや無骨さが増した印象だ。
また、米軍と英軍のコマンドセーターの中にも、エポレット付きのものがあるが、「ヒューストン」製の米軍仕様のコマンドセーターに関しては、エポレット無しのデザインとなっている。米軍仕様のコマンドセーターも見たい人は以下の記事をチェック!
そして、今回紹介する『ベンタイルジャーマン撥水コマンドセーター』には、両肩にエポレットが配されたデザイン。エポレット自体のデザインは主張しすぎない控えめな印象。上にアウターを着用しても肩が張らない程よい具合になっている。
素材には『撥水リブニット』を使用
ボディには「ヒューストン」オリジナルの撥水リブニットを使用。素材に撥水加工を施すことで、多少の雨なら弾くことができ、急な天候の変化にも対応できる仕様に。アウトドアフィールドでも活躍してくれそうだ。
ショルダーパッチ、エルボーパッチ、胸ポケットには『ベンタイル生地』を使用
この商品を見る『ベンタイル生地』とは?
「ベンタイル(Ventile)」とは、細番手のコットン双糸を限界まで打ち込み、高密度に織られた生地のことをいう。かなり密度か高いため、天然素材を使用していながらも、水や風の侵入を防ぐ生地として知られている。さらに、透湿性にも優れているため、内側の蒸れた空気を通し外に逃がしてくれる。
ボディには撥水性のあるオリジナルのリブニット、補強のパッチにはベンタイルを使用した、雨に強いスペシャルなアイテムなのだ。
『ベンタイルジャーマン撥水コマンドセーター』のディテール
伸びにくく、着心地に優れた素材
ウール100%の『コマンドセーター』は、長年の着用や洗濯によって伸びたり、縮んだりとケアに気を使うが、「ヒューストン」の『撥水コマンドセーター』は、ウールとアクリルの混紡素材を使用しているため、伸びにくく、防寒性に優れている。また、手触りも柔らかく、着心地が抜群に良いのも特徴だ。
さらに、撥水機能を追加
耐久性や着心地を考慮した素材を使用し、さらに撥水機能まで追加したオリジナルのリブニットを採用。多少の雨なら弾くことができ、急な天候の変化に対応する。
パッチ類はベンタイル生地
『ジャーマンコマンドセーター』特有のディテールである肩と肘のパッチ(補強生地)、胸ポケットにはベンタイル生地を使用。水と風の侵入を防いでくれる。また、透湿性にも優れているため、内側の蒸れた空気を通し、外部に逃がしてくれる。
袖と裾は段リブ仕様
袖口と裾には、防寒性に優れた段リブを採用。程よいフィット感で着用感も良好だ。
『ベンタイルジャーマン撥水コマンドセーター』
BLACK
OLIVE DRAB
VENTILE GERMAN W/R COMMAND SWEATER
「ヒューストン」が現代的にアレンジしたドイツ軍仕様のコマンドセーター。ボディには撥水性のあるオリジナルのリブニットを使用したスペシャルモデルだ。リブニットの生地の素材には、アクリル/ウールの混紡生地を採用しているため、伸びにくく、防寒性に優れている。また、手触りも柔らかく、着心地も抜群にいい。袖口や裾には段リブを使用、程よいフィット感が得られる。コマンドセーターの特徴である肩、肘のパッチ、ドイツ軍仕様の特徴である胸ポケットには、防湿性・防風性・透湿性に優れたコットン100%の高密度織物「ベンタイル(Ventile)」を使用。エポレットや脇から手首まで配されたエルボーパッチなど、マニア心も刺激する一着となっている。カラーは、ブラックとオリーブドラブの2色を展開。
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