前回の記事では、フライングタイガースのワッペンや刺繍が施されたアーミーシャツを紹介したが、今回紹介するのはアメリカ空軍(U.S.AIR FORCE)に由来するワッペンや刺繍が施された「HOUSTON」の『パッチアーミーシャツ(エアフォース)』。ワッペンのデザインが違うだけで、雰囲気もガラッと変わる。アメリカ空軍ファンならずとも、ぜひとも注目してほしい一着だ。
『アーミーシャツ』とは?
今回紹介する『パッチアーミーシャツ(エアフォース)』だが、まず基本的な疑問として、何故“ARMY SHIRT(陸軍のシャツ)”なのに、“U.S.AIR FORCE(アメリカ空軍)”のワッペンや刺繍が付いているの? と不思議に思った人もいるだろう。
これは、簡単に説明すると『アーミーシャツ』というのは今回紹介する「HOUSTON」のシャツのアイテム名(商品名)であり、アメリカ軍が正式に採用していたこのタイプのシャツの名称ではない。
正式名称は、
『SHIRT, MEN’S COTTON, SATEEN, OG107』。
ミリタリー業界では、一般的に『ユーティリティ・ユニフォーム(アメリカ陸軍野戦服兼作業服)』と呼ばれている。または、ユーティリティ・シャツ。戦闘時や作業時など、幅広いシーンで着用された。
そして、このユーティリティ・ユニフォームは、アメリカ陸軍はもちろん、アメリカ空軍にも採用され着用されていた。
今回紹介する「HOUSTON」の『パッチアーミーシャツ(エアフォース)』は、アメリカ空軍に採用されたユーティリティ・ユニフォームなのだ。
このため、アメリカ陸軍が採用していたものに比べ、シルエットが若干細身で、よりシャツに近い型となっている。ユーティリティ・ユニフォーム(アーミーシャツ)をジャストサイズで着用したい派には、ぴったりな一着なのだ。
また、アメリカ空軍モデルは、身頃の前立てが、表前立て仕様になっているのも特徴だ。陸軍モデルは、裏前立て仕様となっている。
「ヒューストン」のアメリカ陸軍タイプのアーミーシャツは以下!
ちなみに、OG-107ユーティリティユニフォームは、1950年代に採用され、多少のデザイン変更が行われつつ、1970年代後半まで採用されたという。
『パッチアーミーシャツ(エアフォース)』のディテール
バックサテン生地
ボディには20×16番手の糸を使用したバックサテン生地を使用。厚手で光沢感のある生地感で、長く着続けることでビンテージの『アーミーシャツ』さながらの経年変化が楽しめる。
程よいシルエット
アメリカ陸軍タイプのアーミーシャツに比べて、若干細身のシルエットとなっており、よりシャツに近い型となっている。シャツ感覚で着たい派にぴったりの一着だ。
エリは開襟型
襟のデザインは開襟型。バタバタと邪魔にならない程よいサイズ感にまとめられている。
身頃の表前立てに合ったボタン
身頃のデザインがアメリカ陸軍タイプのアーミーシャツと異なるため、使われているボタンのデザインも若干異なる。表前立ての仕様と相性の良いボタンが採用されている。
ペン挿し付きのフラップポケット
左胸のフラップポケットには、ボタンを留めたままでもペンの収納ができるペン挿しホールが設けられている。
袖口はシングルボタン
1つボタンをはずせば、簡単に袖口のロールアップが可能。『アーミーシャツ』の中に、相性抜群の『ヘビーサーマルロングスリーブTシャツ』を着用すれば、袖口のレイヤードなども楽しめる。
左肩のワッペン
左肩には、第5空軍(Fifth Air Force)のワッペンが施されている。第5空軍とは、アメリカ空軍における航空軍の1つ。
左胸のワッペン
左胸のフラップポケットの上に、アメリカ空軍章テープが配されている。ボディのコットンサテン同様に、ワッペンも特有の経年変化が楽しめる。
右胸のワッペン
右胸のパッチポケット上には、1950年代〜1970年代まで存在した、アメリカ空軍本部軍団(Headquarters Command,USAF)のワッペンが配される。
右肩のワッペン
右肩には、極東空軍(Far East Air Force, FEAF)のワッペンが配される。
『パッチアーミーシャツ(エアフォース)』
OLIVE DRAB
KHAKI
PATCH ARMY SHIRT(USAF)
ボディの素材に、20×16番手の糸を使用したバックサテン地のアーミーシャツ(ユーティリティ・ユニフォーム)に、アメリカ空軍(U.S.AIR FORCE)に由来するワッペンや刺繍が施された『パッチアーミーシャツ(エアフォース)』。アメリカ陸軍が採用していたものに比べ、シルエットが若干細身で、よりシャツに近い型となっている。このため、ジャストサイズで着用したい派には、ぴったりの一着なのだ。また、アメリカ空軍モデルは、身頃の前立てが、表前立て仕様になっているのも特徴で、フロントからの見た目に奥行き感があっていい。カラーは、オリーブドラブとカーキの全2色を展開。
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